会期

【開催概要】
下見会：2024年8月24日（土）〜9月1日（日）10時～18時
入札締切：2024年9月1日（日）18時
開札：2024年9月3日（火）15時
出品数：178点
会場：加島美術（東京都中央区京橋3-3-2）

今回の見所

■特集 白隠慧鶴
臨済宗中興の祖としても知られる禅師・白隠慧鶴を特集。ユーモアに富んだ禅画などを通して、生涯に残した作品は一万点に上るといわれ、釈迦や達磨、菩薩など仏教の尊像にとどまらず、七福神など民間信仰にもとづくもの、動物を擬人化したものなど多岐にわたります。本特集では、代表的な画題の《達磨図》や100種類の書体で「壽」を描いた《百壽》など15点をご紹介いたします。中でも《百壽》は、最晩年である83歳の時に制作された、類似作品が非常に少ない大変貴重な作品です。禅の境地を体現するかのように力強いエネルギーを発する白隠禅画の世界を存分にご堪能ください。

■伊藤若冲8点出品
今日もっとも人気のある江戸絵画の巨匠・伊藤若冲の作品がなんと8点も出品。2006年東博プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展に出展された若冲作品と同手品の《芭蕉雄鶏図》をはじめ、蟹や鯉、恵比須など類例の少ない作品を含む多彩なラインナップです。

■渡邊省亭7点出品
孤高の神絵師・渡邊省亭の作品7点を出品いたします。2021年に東京藝術大学大学美術館にて開催された回顧展「渡辺省亭-欧米を魅了した花鳥画-」の出展作品《松に雉子杉に鷹》が登場するなど、渡邊省亭の真骨頂である花鳥画を中心とした省亭ファン必見のラインナップです。

■夭折の天才・速水御舟
大正期の日本画壇を彗星のごとく駆け抜けた速水御舟。夭折の天才として知られ、作品数自体が非常に少ない御舟による貴重な彩色の本画です。抑えた墨色に黄が冴える画面は緻密でありながら幻想的な気風をたたえ、小品とはいえ見所に富む逸品です。