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「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.9
会期
下見会:2022年2月5日(土)~2月13日(日)
10時〜18時 ※会期中無休
入札締切日:2022年2月13日(日)18時
開札日:2022年2月15日(火)
主な出品作品
今回の見所
【今回の特集】
●円山・四条派
円山應挙を祖とし、江戸中期の京都で誕生した円山・四条派。写生を重視した作風は、伝統的な「やまと絵」や「漢画」が主流だった当時、新しい潮流を生み出しました。四条派の開祖とされる松村呉春は、与謝蕪村に絵と俳諧を学び、のちに円山應挙と交友を深め、文人画と写生画の接点を探っていきます。今回は、應挙や呉春をはじめ、円山・四条派の流れを継ぐ長澤蘆雪、森祖仙、森一鳳、川端玉章、幸野楳嶺などの花鳥画や文人画、動物画約20点を集めました。
●仙厓さん
“仙厓さん”の愛称で親しまれる禅僧・仙厓義梵は、江戸時代に市井の人々との交わりを通して教えを説き、数々の禅画を残しました。近年、複数の美術館で企画展が催され、ユーモラスで愛らしい作品は時代を超えて人々に支持され続けています。脱力感のある作風の中に覗く、確かな禅の教えを、どうぞご堪能ください。
●東郷青児
閉じられた瞼に、デフォルメされたしなやかな肢体。ロマンチックで詩情豊かな乙女像を描いた東郷青児は、竹久夢二の下絵描きやパリ留学などの経験を経て技術を磨き、独自の美の世界を構築しました。
その甘美でスタイリッシュな作風は、文学作品の装丁や商品パッケージ、喫茶店の内装にも取り入れられるなど、美術界にとどまらず人々に親しまれてきました。どこかものうげで郷愁を感じさせる美人画の数々を、ごゆっくりお楽しみください。
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